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【05.12.12】職場での議論なし 市の機構改革案
現在の機構でどこに問題があるのかをまず明らかにすること
ここ数日、寒い日が続いています。気象庁の予報では、確かこの冬も暖冬気味ということだったと思いますが、随分、違ってきています。
さて、今日は議案質疑が行われ、私は市の機構を課係制から部室制に変更する議案を中心に質疑をしました。
今度の機構改革案は、各職場で議論されてつくられたものではなく、いわばトップダウンで決められたものです。
私は市の機構を見直す場合は、実際に仕事をしているそれぞれの職場で、「現在の機構でどこに問題があるのか」、また「どういう機構にすれば住民サービスにとっていいのか」などを議論をし、それをまとめる形でつくられるべきだと考えますので、今回の改革案のように職員の大半が知らないという状態では、いい結果は期待できません。
室の変更は、議会での議決がいらなくなり、チェック機能が果たせない
質疑の中では、まず、現在の機構でどこに問題があるのか、例えば参事制(特定の課長が、いくつかの課の調整をする役職)が機能したのかどうか、また、課係制のどこに問題があるのかなどをただしましたが、部制をとることが先にあってそれに合うように組織を考えた印象を強く持ちました。
また、これまで課を設置したりなくしたりする場合は、条例で決めているので議会での審議(議決)が必要でしたが、今度の部室制は部だけ条例で定めます。
今度の室長は、今の課長とほぼ同じ権限を持つのに、室は規則で定めるため、室を増やしたりなくしたりする場合、議会での議決がいらなくなります。つまり議会のチェックができなくなるわけです。
その他、このHPには書き切れませんが、いろいろな問題点があり、総務委員会でもしっかりとした議論を期待したいものです。
追記:最近、質問が終わったあと、何人かの議員から「いい質問だったよ」と声をかけてもらいます。自分達は言いたくても言えないことをいってくれるという気持ちもあるようです。
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