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【05.11.02】ガソリンスタンド跡地からベンゼンを検出 問われる市と農協
6月議会の一般質問で取り上げた土地購入問題
今朝の新聞に小泉内閣の支持率が上がったと報道されています。本当に首をかしげたくなる思いです。自民党が変わったという人も多くなっています。
しかし、今の国民の生活からみれば政治の責任が問われることが多くあり、その責任は小泉さんにあるはずです。国民が今の政治に満足しているのならこういう結果も理解できますが、不満がいっぱいある中での結果ですから理解に苦しみます。
さて、6月議会の一般質問で取り上げた農協のガソリンスタンド跡地を土壌調査もせず購入した問題ですが、私の指摘で実施した調査で有害物質のベンゼンが検出されました(朝日新聞11月1日付)。
市から正式な報告はまだありませんが、重大な問題です。
ベンゼンは自然界には存在しない物質
ベンゼンは自然界には存在しない物質で、石油精製からつくられ、主に自動車のガソリンに含まれています。
石油化学工業協会によれば、「急性毒性物質、その他の有害性物質」とされ、「長期間の接触では、造血組織、肝臓、免疫系への影響が起こりえる」とされています。
また、漏出時の措置として「少量の場合、土、砂等に吸引させ密封できる容器に回収する。大量の場合、盛り土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いてから回収する。」とされるなど厳しいものとなっています。
ガソリンスタンドが汚染源と見るのが常識的
新聞報道によれば、農協側は自らの調査で、「残りの土地は基準以下だった」といい、「タンクを撤去する際きれいだった」というコメントをしていますが、ガソリンスタンドの跡地からベンゼンが検出されたことは事実であり、この周辺でベンゼンを扱っていたところもないことからガソリンスタンドが汚染源と見るのが常識的ではないでしょうか。
いずれにしても環境汚染という重大な問題であり、正式な調査結果を見て今後の対応を決めていきたいと思います。
(参考)詳しいことは、この問題を取り上げた今年の6月議会の質問を亀山市議会のH Pでご覧ください。市議会HP→会議録検索システム→平成17年6月定例会一般質 問一覧→服部孝規
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