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【05.11.01】やっぱり!シャープ従業員、市内居住者は29%
定住をめざし誘致した亀山市にとっては厳しい結果
朝起きた時、寒かったのでトレーナーを着ようかと思ったのですが、昼には暑くなりそうなのでやめたところ、その通り、暑いぐらいの気温でした。
しかし、夕方にはまた寒くなり、トレーナーが必要になります。この時期は着るものの選択が本当に難しいです。
シャープ亀山工場が操業を始めてから2年近く経ちましたが、このほど亀山商工会議所と関町商工会が行ったシャープ亀山工場従業員へのアンケート結果が発表されました。このアンケートは、1,300人の正社員(うち管理職が200人)を対象として行われ、約6割の783人が回答したものです。
この企業誘致が決まった時に、心配されたことの1つが従業員がどれだけ亀山市に住むのかということでした。というのは、シャープが進出した多気町で、多くの従業員が松阪市に住んでいるという実態があり、亀山市もそうならないかという不安でした。
今回のアンケート結果では、市内に住む人は29%しかなく、鈴鹿市に31%、津市に21%となっており、定住をめざし誘致した亀山市にとっては厳しい結果となっています。
企業立地の効果を十分に生かし切れているとはいいがたい
さらに、亀山市に住まない理由としては、@生活利便施設が少ないA賃貸住宅が少ないB交通の便が悪いがベスト3です。
また、興味ある回答として、まちづくりの方向で「自然豊かなまち」や「歴史・文化のまち」をあげた人が多かったことです。
これは、亀山市が都市として「発展する」ことより、自然豊かで歴史や文化を活かしたまちになって欲しいという思いの表れではないでしょうか。
朝日新聞によれば、この結果を受けて亀山商工会議所と関町商工会は、亀山市に対して「企業立地の効果を十分に生かし切れているとはいいがたい」として「新たなまちづくりの枠組みの構築」を申し入れたとのことです。
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