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【05.10.26】話し合うことが罪になる? 共謀罪って知っていますか?
多くの反対で、過去に2度も廃案になったもの
日本シリーズでロッテが3連勝中ですが、両チームの力の差はほとんどなかったはずです。やはり、パリーグのプレーオフで接戦を勝ち上がってそのまま日本シリーズに突入したロッテと、公式戦から3週間ほどあいてしまった阪神という条件の違いが大きいように思います。
やはり、大リーグのように同じ条件でやるべきです。
さて、今、国会で「共謀罪」という法案が審議されています。この法案は反対が多く、過去に2度も廃案になったものですが、政府は「国境を越えたテロ組織を取り締まるのが目的」としてまた提出しています。
心に手錠≠ヘ許さない
テロを取り締まることは当然ですが、この法案に反対が多いのは、テロよりもテロとは全く関係のない市民のささいな言動や、市民団体、労働組合などの活動が取り締まりの対象になってしまう危険が極めて高いからです。
一般の犯罪は、「実行」だけが処罰の対象になりますが、この法案はまだ何もしていなくても、複数の人間が「話し合って合意(犯罪の決意)した」だけで処罰されるのです(最終的に実行を思いとどまっても「共謀罪」は成立します)。
自由法曹団警察問題委員会の森委員長は、「権力が内心まで踏み込んで捜査をするもので、私は『人の心に手錠をかけるもの』と命名しました」と語っています。
つまり、当事者しか知らない「共謀」の捜査のために、盗聴や内部協力者(スパイ)が必要になり、盗聴など捜査方法の拡大へとつながりかねません。
こんな危険な法案が国民に知らされることなく、進行していることはとても怖いことです。何としても廃案に追い込むように、国民世論に訴えていかなければなりません。
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