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【05.09.27】フェロシルト 偽サンプル提出で産廃隠し

「手違いで」とは聞いてあきれる理由だ

秋晴れの空(昨日の多聞櫓)総選挙後の国会が始まりました。小泉さんは郵政民営化が国民に支持されたとして法案を再提出するといいますが、民意は本当に支持したのでしょうか。
自民・公明が得た得票は比例代表で51%、小選挙区では49%で反対を掲げた政党とほぼ半々というのが民意です。
それが議席となると自民・公明で3分の2を占めるというのですから、いかに小選挙区制が民意を反映しない欠陥制度かがよくわかります。
さて、フェロシルト問題ですが、製造元の石原産業が三重県のフェロシルト問題検討委員会に偽のサンプルを提出していたことが、25日明らかになりました。
県四日市庁舎で25日、開かれた第3回検討委員会で石原産業が認めました。
同社は県に対して「フェロシルトの純度アップを図った改良品」を「手違いで」サンプルとして出したとする「顛末(てんまつ)書」を提出し、謝罪しました。

産業廃棄物のアイアンクレーを大量に混入させている疑いを強く指摘していた

四日市に埋められていたフェロシルト汚染原因究明のために、県が設置した検討委員会では、サンプルのクロム成分量が埋め立て現場のフェロシルトに比べ、極端に少ないことが問題になっていました。
この問題では、日本共産党が当初からサンプルとは別に実際に埋め立てられたフェロシルトには、産業廃棄物のアイアンクレーを大量に混入させている疑いを強く指摘していました。
こうした疑いがますます強まったわけで、日本共産党は県や同社に対して県がフェロシルトを「リサイクル製品」として認定した際のサンプル、データその間の経緯などを公表するように改めて強く求めています。

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