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【05.09.06】9月議会が開会 またまたシャープ優遇策
さらに3年間延長してその制度を続けようというもの
台風14号が心配です。ここ数年、やってきた台風の中でもずば抜けて大きく強い台風の1つのようです。十分な備えをしてくだいさい。
昨日から9月定例市議会が始まりました。昨日は議案の提案がされましたが、問題のありそうな議案がいくつかあります。
その1つが、「民間賃貸共同住宅新築促進条例の一部改正」で今、制定されているこの条例が来年(平成18年)1月1日で失効(効力がなくなる)するのですが、さらに3年間延長してその制度を続けようというのです。
この制度は、シャープ誘致後、シャープなどに働く人が住むワンルームマンションの建設がすすむなかで、こうしたアパートの建設に対して建設後、3年間、固定資産税を半額に減額する制度です。
新市まちづくり計画の将来像とも矛盾する
市はこうした制度によって、就業者が市内に定住することを推進するとしていますが、実態は派遣・請負の労働者が多いために、雇用期間が短く、入居者が次々に入れ替わるという状態です。今の雇用状況を変えない限り、とても定住は難しい実態です。
さらに“まちづくり”の面からみても、行政として何の規制もなくアパートがあちこちに建てられていく状況が本当にいいのか、考える必要があります。
新市まちづくり計画で、「豊かな自然・悠久の歴史」などという将来像を掲げ、「旧東海道の特色ある都市づくりを地域とともにすすめる」としながら、その一方で無秩序にワンルームマンションが建設されるのを後押しするというのは、全く矛盾した姿勢です。
こうした問題点を指摘し、議論をつくしたいと思います。
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