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【05.08.03】身近にある戦争遺跡展を見てきました かめやま美術館

アメリカ機の襲撃を受け、40人近い乗客が亡くなった

アメリカ機の襲撃を受けた紀勢本線−阿野田町戦争が終わって今年で60年になりますが、市内で戦争の跡を見ることは、ほとんどありません。
しかし、三重県にも戦争遺跡が結構あることがわかりました。今、かめやま美術館(亀山インター近くのミエ・サンプラザに隣接する民間の施設)で三重県歴史教育者協議会の協力を得て「三重県の戦争遺跡を知ろう!」−亀山・鈴鹿を中心に−というパネル展示がされています(7月27日〜8月28日 入場無料)。
今日、妻と見てきましたが亀山市内にも地下壕がいくつか残っていますし、飛行場跡やアメリカ機の襲撃を受け、40人近い乗客が亡くなったといわれる現場の写真など様々なパネルが展示されています(写真はアメリカ機の襲撃を受けた紀勢本線−阿野田町)。

軍都・鈴鹿市の様子もよくわかります

館内の展示の様子亀山市以外でも鈴鹿市は「軍都」といわれたようにたくさんの戦争遺跡があります。その多くは現在、ホンダなど大きな工場になっています(亀山の古河電工も飛行場跡)。
展示では亀山・鈴鹿を中心にしていますが、県内各地の戦争遺跡もパネル展示されています。
8月6日、7日、13日、14日は13:30からギャラリートークが予定されています。ぜひ一度、見に行かれることをおすすめします。

戦争遺跡の調査や保存に力を入れなければ・・・

かめやま美術館の入り口戦争の体験者が年々少なくなり、「戦争を語り継ぐ」ことが難しくなっています。
しかし、2度と悲惨な経験をしないように、「戦争を語り継ぐ」必要があります。
そのためにもこうした戦争遺跡を調べ、しっかり保存していくことが大切です。
地下壕など戦争を身近に感じられるものを残し、子ども達に見せることは教室での教育だけでは得られない大切な体験です。
市としてもこうした戦争遺跡の調査や保存に力を入れなければと強く感じた展示でした。

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