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【05.07.29】やっぱり検出された! フェロシルトは全量撤去を
党として市・県への申し入れや現地調査、さらに県との交渉に取り組んできた
昨日、三重県が発表した県内のフェロシルト埋立て現場の調査結果は、予想していたとはいえ大変な衝撃となりました。
亀山市辺法寺町では、環境基準の1.2倍の六価クロムと同じく環境基準の3.9倍のフッ素が検出されました。いずれも毒性の強い環境汚染物質です。
この問題は、岐阜や愛知で問題となり、5月頃に三重県でも数カ所で埋立に使われていたことが明らかになり、日本共産党としても重大な問題ととらえ、市・県への申し入れや現地調査、さらに県との交渉や石原産業との話し合い(これは石原産業が拒否)などに取り組んできました。
また、市民レベルでの運動もすすめられ、今回の三重県の調査となったわけです。
(詳しい調査結果は三重県のホームページに掲載されています)
「リサイクル製品」として認定した三重県の責任は重大
この間に、批判の高まりにおされて石原産業が申請を取り下げる形をとって、県が「リサイクル製品」の認定を取り消しました。
この問題は、三重県がただの産業廃棄物であるフェロシルトを「リサイクル製品」として認定したことが、最大の問題です。
三重県は、石原産業に対して「すみやかに計画的な自主回収を行うよう」要請したと言いますが、「リサイクル製品」として認定した自らの責任については何も述べていません。
現在、辺法寺町に埋め立てられているのは「リサイクル製品」ではなく、六価クロムやフッ素などの有害物質を含んだ産業廃棄物です。
早急な全量撤去を強く求めるものです。
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