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【05.07.20】地球が30億年以上かかってつくった生命維持装置を資本主義が壊そうとしている
最近、地球環境が年々おかしくなってきている
ようやく夏がやってきましたが、最近、地球環境が年々おかしくなってきています。
地球温暖化が様々なところで起こり、国際的にも「京都議定書」などで規制をする動きが強まっています。
地球という星は、人間など様々な生命体が棲むことを可能とする条件−生命維持装置を長い年月をかけてつくりあげてきました。
中でも大事なのが、大気圏が取り巻いていることで、この大気圏がなかったら人間は勿論、どんな生物も存在できません。
特にオゾン層は、生命にとって一番怖い紫外線をさえぎってくれるという重要な働きをしています。
30億年近く海で我慢をし、ようやく4億年前に地上にでた
こうした地球環境は、長い年月をかけてつくられました。地球が誕生したのが、46億年前でその頃は、オゾン層もありませんでした。その地球に35億年前に最初の生命が生まれましたが、海の中(水の層が紫外線を防いでくれる)でしかいきられませんでした。
その生命が進化してゆく中で、地球の大改造がすすみ、オゾン層ができました。そうなると海にいた生命が上陸するようになりますが、これが4億年前です。つまり35億年前に誕生した生命が、30億年近く海で我慢をし、ようやく4億年前に地上にでて現在の繁栄をつくり出したのです。
資本主義がすでに地球の管理能力を失っている
こうして30億年という気の遠くなるような年月をかけてできた「生命維持装置」を利潤最優先の生産活動をする資本主義社会が壊そうとしているのです。
南極上空のオゾン層に穴があき、紫外線が直接、降り注ぐようになっているのに、アメリカは「京都議定書」を守る気はありませんし、日本も企業活動に支障が出ない範囲でしか考えていません。
つまり、今の資本主義は地球が30億年以上かけてつくった「生命維持装置」が壊されようとしているのに、企業の利益を優先し、それを防ぐ手だてを講じられなのです。
資本主義がすでに地球の管理能力を失っているのです。
こうなれば、資本主義にかわる新しい社会づくりをはじめなければなりません。21世紀はまさに新しい社会をつくる世紀なのです。
(その話は後日掲載します)
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