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【05.07.06】蕨市、川口市、厚木市を視察してきました
保育所の送り、迎えや帰宅後の預かりなど一時的な育児を援助
7月4日から議会教育民生委員会の視察で、埼玉県蕨市、川口市と神奈川県厚木市を視察してきました(この間、HPの更新ができませんでした)。
いつもこの時期の視察は、暑くて疲れるのですが幸い小雨や曇りの日が多く、助かりました。私は首都圏のような人の多いところはどうも苦手で、あまり行きたくないのですが、仕事なのでそうもいっておられません。
視察の最終日に厚木市の総合福祉センターを訪れ、ファミリー・サポート・センターと子育て支援センターを視察しました。
子育て支援センターは亀山市と変わりませんが、ファミリー・サポート・センターは亀山にはない事業で、仕事と家庭を両立させるために子どもの育児支援を受けたい人と援助をしたい人が会員となり、会員間で援助するというシステムです。
例えば、保育所の送り、迎えや帰宅後の預かりなど一時的な育児を援助者が一定の報酬を受けて行うシステムです。
核家族化や地域のつながりの希薄化などにより、両親だけでは子育てが難しい面を保育士や教師などの子育て経験者がサポートしようというものです。
これから亀山市でも考えていかなければならない課題です。
川口市の学校給食 自校方式もセンター方式も経費は変わらない
2日目に視察したのが、川口市の給食センターです。川口市は人口約50万人の都市で小学校が47校、中学校が24校もあり、小学校のうち20校が自校方式(各学校に調理室がある)、残り27校と中学校全部がセンター方式(給食センターでまとめて調理し、各学校に配送する)です。
給食センターは4ヶ所あり、それぞれ10校から16校分の給食をつくっていますので、1つの給食センターで1日に10,000食から12,000食をつくるという大変なもので(ちなみに関町の給食センターは600食)、調理をしているのを見ましたが、調理場というより工場です。
担当者に自校方式とセンター方式で経費はどうか尋ねたところ、センターは配送費などがかかるため、ほとんど変わらないとのことでした。また、給食センターではあまりにも食数が多いので、アレルギーを持つ子どものための除去食などはつくれないとのことでした。
やはり、子どものことを考えれば調理している人が見えること、食数が少なければ亀山の小学校のように除去食もつくれることなど自校方式が優れていると言えそうです。
その上、センター方式のメリットである経費節減が図れないのであれば、やはり自校方式でいくべきです。
今後、検討される亀山市の中学校給食にもこの視察を活かしたいと思います。
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