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【05.06.21】工業用水の供給拡大 歯止めはなし
どこまで企業を優遇するのか
昨日は産業建設委員会が開かれました。この議会で重要な議案である工業用水の供給を凸版印刷に拡大する議案が審議されましたが、その中で今後、企業から工業用水の供給申し込みがあった場合の対応について、重大な答弁がありました。
これまでの答弁では、「シャープ以外は県の工業用水を導入する(実際には凸版にまわしていたのだが・・・)」ということで、他の企業に広げないことを言明していました。
ところが、昨日の市長答弁では「(供給する場合は)議会にきちんとはかる」というもので、これまでの答弁にあった「これ以上拡大しない」という歯止めがなくなったことは重大です。
小川久子議員は、シャープから凸版印刷に融通していたのを議会に報告しなかったり、本会議での答弁を平気でくつがえす姿勢に問題がある上、飲料用の大事な水源から工業用水の供給を増やすことは、到底認められないとしてこの議案に反対しました(この議案には小川久子議員以外にもう1人の委員が反対しました)。
企業誘致が決まって以降、企業側の要求には市民の飲み水を削ってでも対応するという企業優先の姿勢が強まっています。
こうした市の姿勢に市民の理解が得られるはずがありません。
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