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【05.05.26】フェロシルト問題で県交渉 共産党として申し入れ
県のリサイクル製品の認定を取り消すことを強く迫る
今日午前中、フェロシルト問題で三重県の担当者と交渉をしました。
この交渉には、フェロシルトが使われた地域からいなべ市議、四日市市議、亀山市議(服部、小川)と萩原元県議などが参加し、申し入れ書に基づき県の見解をただしました。
申し入れでは、本来、産業廃棄物として処理すべき「汚泥」が、1999年には7万トンあったが、リサイクル製品となることで2003年には1.5万トンに減り、その結果、石原産業は5億円以上も経費を浮かせた(埋め立て処分料金と県の産業廃棄物税が不要になる)ことになり、こうした産業廃棄物逃れがどうして許されるのかということや石原産業が住民の指摘を受け、すでに生産を中止したのだから、県もリサイクル製品として認定したことの誤りを認め、認定を取り消すことなどを強く求めました。
埋立した地域のフェロシルトを全量、県と石原産業の責任で撤去させよ
さらに、石原産業はフェロシルトを生産しなくなったため、これまでの産業廃棄物としての汚泥、いわゆるアイアンクレーとして産業廃棄物埋立処分場で処理しています。
つまり、フェロシルトはリサイクル製品などではなく、埋立処分しなければならない産業廃棄物であることが証明されました。
これまでに埋立した地域のフェロシルトを全量、県と石原産業の責任で撤去させるように強く求めました。
これに対して県の担当者は、「有価物(商品として売れる)かどうかが産廃とリサイクル製品との分かれ目」、「埋め立てしたところは石原産業に監視させる」、「認定取り消しについては検討中」などと認定のお墨付きを与えたことの責任を感じさせる答弁とは言えず、参加者から批判の声が出されました。
最後に、早急に文書で回答するように申し入れ交渉を終えました。
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