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【05.04.16】中国経済をどう見るのか 市場経済を通じて社会主義へ

中国は社会主義なのか資本主義なのか?

ぼけの花中国という国は今、様々な意味で注目を集めています。日本との関係も歴史認識などで様々な問題を抱えています。
そこで、中国は社会主義なのか資本主義なのかという声をよく聞きます。
答は「市場経済を通じて社会主義をめざしている国」というのが、日本共産党の見方です。現実に市場経済を導入していることで貧富の格差や腐敗など、資本主義的な現象が生じています。この点を見て資本主義という見方が出ているのでしょう。
この「市場経済を通じて社会主義をめざす」ことは中国などがはじめてやり出したことではありません。ロシア革命の時にレーニンが「新経済政策」(ネップ)として打ち出しましたし、日本共産党も綱領で「市場経済を通じて社会主義に進むことは、日本の条件にかなった社会主義の法則的な発展方向である」としています。

自国の企業が外国企業に生産や販売の面で勝たないといけない

敷地の東半分につくられた特別棟と正門、土塀(西小)つまり、市場経済のなかでまず、社会主義部門が生まれ、そしてその(社会主義の)合理性と優位性が市場経済のなかで点検されながら、次第に社会主義部門の比重と力量を大きくしていく−そういう経過をたどるだろうということです(こうした道でこそ資本主義の持つ避けがたい矛盾を解決し、新しい社会へすすむことができるということです)。
外国の資本主義との関係では、ロシア革命当時はロシアが外国企業の導入政策をとっても進出する企業はなかったのですが、今の中国やベトナムには多くの企業が進出しています。
そこで、生産技術やその他のノウハウを学び、社会主義に生かそうということです。
そのためには自国の企業が外国企業に生産や販売の面で勝たないといけません。その中で様々な問題も生じますが、それを克服しながら進むことになるのでしょう。
いずれにしても日本にとって「市場経済を通じて社会主義に進む」という中国やベトナムの挑戦は、大いに注目すべき動きです。

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