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【05.03.30】派遣社員を雇う方が高くつく ドイツのダイムラークライスラー
こんなに違う 日本とドイツの労働事情
今朝のしんぶん赤旗(日刊紙)に興味深い記事が出ていました。
引用しますと、「日本などの大企業は、パートや派遣など不安定雇用労働者を大量に雇っています。(ドイツの)ダイムラークライスラーでは、どうなっているのでしょうか。『労働協約で、派遣労働者など不安定雇用労働者は全労働者の4%以内に収めると経営者と確認しています。本来はゼロが理想ですが、産休や子育て休暇、長期の病気もありますからね』とガブリエルさん(従業員代表委員会)はいいます。『賃金は正社員と同じで、同一労働同一賃金ですね』と私達(日本からの取材者)が質問すると、こんな回答が返ってきました。
ガブリエルさんは『私達は、派遣労働者が正規労働者と同じ時間当たりの賃金を手にすることができるようにしている。つまり、派遣会社の維持・運営費も含めて、派遣労働者に支払う賃金以上を支払わせることで、正社員を雇うより派遣労働者を雇った方が割高につくと経営者に私達が教えているのです』」
まさに「日本の常識は世界の非常識」なのです(しんぶん赤旗(日刊紙)では3月27日から『見た感じたEU労働事情』と題して連載中です)。
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