<< 活動日誌の目次に戻る
【05.03.18】業務請負会社 高利で給与を前貸し
日本共産党の告発に、厚生労働相が調査を約束
シャープ亀山工場をはじめ、全国の大企業が正規社員を減らし、派遣・業務請負を増やしていますが、17日の国会の予算委員会で、日本共産党の大門実紀史参院議員は、業務請負業界で広がっている給料の高金利前貸し問題を取り上げました。
業界最大手のクリスタル・グループに属し、徳島県でトヨタ系列の会社の請負をしている「ダイテック」社では、社員は給与をもらう前に前借りした分の返済の際に、月4%もの利息を給料「天引き」で取られていました。
この仕組みが請負業では横行し、茨城県の別の会社では週5%というケースもありました。
労働基準法では、給料から「天引き」できるのは、源泉徴収、社会保険料などに限られており、前貸しなどの債権は給料で相殺できないことになっています。
大門実紀史参院議員が、クリスタル・グループ会社の調査を求めたのに対して、尾辻厚生労働相は「労働基準法に違反する行為は許すわけにはいかない。しっかり調べたい」と調査を約束しました(3月18日 しんぶん赤旗より)。
<< 活動日誌の目次に戻る