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【04.10.05】駅前再開発を見てきました 静岡県浜北市
図書館や生涯学習センターなどの公益施設を核として
今日は市議会の市活性化特別委員会として日帰りで静岡県浜北市へ視察に行きました。
浜北市は浜松市の北で遠州鉄道沿いの人口87,000人、面積66.7㎢の市です。
この駅前は昭和46年当時、商店街や民家の密集するごくありふれた田舎町の姿でした。その後、昭和58年にこの地域一帯の約1.6fを市街地再開発事業として駅前整備に取り組むことを決めました。
当時の計画では、キーテナントとして大型店が入る予定でしたが、バブル崩壊などで予定が狂い、その後、市民も参加した中で計画の見直しを行い、図書館や生涯学習センターなどの公益施設を核とした「なゆた浜北」として事業が始まり、平成13年にオープンしました。
よほど考えて取り組まないといけない
亀山市の玄関口である亀山駅前は今のままではあまりに寂しすぎます。
駅前の整備は、大きく分けて土地区画整理による方法と再開発による方法があります。いずれにしても長くかかる事業であることや事業費も膨大なものになること(浜北市の場合は再開発事業の特別会計だけで90億円)、さらに今回の視察でもはっきりしたのですが、事業が長くかかるため(浜北市の場合は約20年かかった)、計画段階と事業の実施時期とで状況が大きく変化して、当初の計画通りでは成功しないことが多くあります。
県内でも桑名市や津市、久居市で行われていますが、うまくいっているとはいえません。
亀山の駅前整備は必要ですが、他市でやっているような手法でいいのか、よほど考えて取り組まないと大きな借金だけ残して役に立たないということが起こってしまいます。
浜北市の担当者の「慎重にやらないといけません」という言葉が印象に残りました。
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