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【04.09.18】厳しい労働を示す救急車の出動回数 シャープ亀山工場

わずか8ヶ月で27回も救急車が出動している

彼岸を待たずに満開になった彼岸花昨日は一般質問でシャープ亀山工場(従業員数3,100人)の労働実態や雇用、さらに地域への影響について質問しました。
質問については、今朝の朝日新聞や中日新聞でも取り上げられましたが、この工場の労働の厳しさを表しているのが、この工場への救急車の出動回数です。
工場操業開始の1月から8月末までに27回、救急車が出動しています。比較するために本田技研鈴鹿製作所(従業員数8,000人)への救急車の出動回数を調べたところ、同じ時期に9回でした。業務内容が違いますので一概にいえませんが、シャープ亀山工場の労働の厳しさを示しています。

正規社員を増やすことをシャープに求めるべきだ

シャープ亀山工場亀山市はシャープに対して45億円の奨励金の交付を決めています。また、県も90億円の補助をします。
市の奨励金の交付目的は、「就労の場の確保」であり「産業の振興」、「市民生活の向上」です。ところが雇用の場が増えても、正規社員は全体の4分の1で残りの4分の3は業務請負などの不安定雇用です。亀山市に長く定住してもらうには、まず職が安定していなければなりません。
定住という奨励金の交付目的を達成するためには、安定した雇用がどうしても必要です。
その意味で、市としてもシャープに対して正規雇用を増やすように働きかけるべきだとただしました。
市は「雇用の確保は機会あるごとに要望している。今日、こういう議論があったことは伝え、雇用確保の協議をしていく」と答弁しました。

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