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【04.09.03】まちの中心が動くのか? 百五銀行が移転
市の都市計画は企業の後追い
百五銀行が東町商店街から北町へ移転します。この通りは24時間営業のスーパーやいろんな病院など人と車が集まってきています。
そこへ銀行が行くのですからますますにぎやかになるでしょう。
一方、銀行がなくなる東町商店街の影響は大変大きなものがあります。
今までどうにかまちの中心を維持していたのが、大変厳しい状況になりそうです。
日本では、市の都市計画はヨーロッパなどと違い、法的な規制がほとんどないため、企業の動きを追認するような形でしかありません。
まちづくりは法の規制もつくり、自治体が主になってやるべき
日本の都市は、商店が集まればそこが商業地域になり、工場が集まれば工業地域になるというように、企業の動きを追認する形がほとんどです。
ヨーロッパでは国や自治体が法律などで規制をして、この地域にはこういうものはつくらせないとかこの地域はこういうまちにするというやり方でまちづくりをしています。
最近では自治体で“まちづくり条例”をつくり、規制する動きも多くなっていますが、法的に認められたものを条例で規制するのは難しく、なかなかうまくいっていないようです。
新しい百五銀行
銀行が動くことで大きな影響を受けるのが、高齢者です。特に今まで銀行の近くに住んでいた方から「今までは歩いて行けたのに、これからは行けない。バスを走らせて欲しい。」という声が上がっています。
企業の動きに合わせて自治体が新たな施策を迫られる−こんな形のまちづくりでいいのでしょうか。
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