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【04.06.11】井上ひさしさんらが(憲法)「9条の会」を立ち上げる
呼びかけ人は小田実さん、大江健三郎さんら多彩な顔ぶれ
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」−これは憲法第9条の一節です。
憲法9条を改悪する動きが強まる中で、世界に誇る憲法を守り、発展させようと文化人9人が呼びかけ人になって10日、「9条の会」が発足しました。
呼びかけ人は井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の各氏です。
会の今後の活動と賛同者の広がりを期待したいものです。
とんでもない 小泉首相のイラク多国籍軍への参加表明
小泉首相は日米首脳会談で国連安保理でのイラク新決議の採択を受けて、自衛隊の派遣を継続する形で、多国籍軍への参加を決定することを表明しました。
政府はこれまで「国連軍(多国籍軍)の任務・目的が武力行使を伴う場合には、自衛隊の参加は憲法上許されない」との見解を明らかにしています。この見解に照らしても多国籍軍への参加は明らかに憲法違反です。
日本の最高意思決定はアメリカ大統領?
こうした動きを見ていると、日本はアメリカのいいなりであることがはっきりします。
自民党や憲法改悪をすすめる人達は、「今の憲法はアメリカに押しつけられたものだから変える」とよく言います。
しかし、アメリカのすすめる戦争に、戦後、一度も「ノー」といわなかったのが日本の政府であり、アメリカから押しつけられたのは、憲法に反することばかりです。
彼ら改憲勢力がめざす新しい憲法には、「国の最高意思決定はアメリカ大統領」と書くのが最もふさわしいのではないでしょうか。
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