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【04.05.28】石原都政に人権、民主主義はない
卒業式、入学式の「君が代」斉唱で校長、教員を処分
東京都教育委員会は、25日に卒業式、入学式で「君が代」斉唱で生徒が起立しなかったのは教師の指導が足りなかったとして57人の校長や教員を「厳重注意」にしました。
これは立たない生徒が目立った高校が対象になっています。ところが東京都教育委員会でさえ、生徒が起立しなかったことと教師の指導の因果関係はつかんでいないといいます。こうしたことを推進する石原都知事は、人権意識や民主主義の感覚はまったくありません。
憲法が保障する『思想及び良心の自由』に反する
朝日新聞は27日の社説で、「『先生が処分されるから大きな声で君が代を歌ってほしい』と生徒に頼んだ校長もいた。」とし、「今回の処分で生徒への強制はいっそう強まるのではないか。」、さらに「国旗、国歌法が成立する際、当時の文部省は『児童や生徒の内心にまで立ち入っての強制はしない』との政府見解を繰り返した。憲法が保障する『思想及び良心の自由』に照らせば当然のことだ。」と指摘しています。
私は「君が代、日の丸」問題については、国が強制することが最大の問題だと思います。強制されないと歌われない国歌ほど惨めなものはありません。
イラク派兵や右翼の乱入など右傾化の動きが強まっている
この問題は、この間のイラクへの自衛隊派遣、憲法9条を変えようとする動き、さらに23日の党の赤旗まつりへの右翼の乱入など、憲法を無視し国をどんどん右傾化させる一連の動きと見る必要があります。
国民一人一人が声を上げる時ではないでしょうか。
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