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【04.05.05】要望もしていないのに 椅子が新しくなる
市庁舎にあわせて学校などにも椅子を購入
「こんな無駄使いなぜするの?」−こんな声が私のところに届きました。学校の職員室の椅子をすべて新しくするというのです。ところが、職場からは古くなったり、壊れた椅子の取り替えは要望しているけれど、すべてを新しくしてほしいという要望は出していないというのです。
教育委員会や市総務課に問い合わせると、「職員が時間外勤務手当の削減に努力したので、職場環境の改善にも力を入れる」ということで昨年度、市庁舎内の職員の椅子をすべて新しくし、今年度は市の出先機関(保育園や水道)と学校などの教育関係機関の椅子を新しくすることにしたということです。
要望があってもなくても新しくするのが平等か?
今年度の椅子の買い換えに必要な予算は約1,300万円(約400脚)です。昨年度は市庁舎分に約550万円(260脚)を使っています。
私は椅子の買い換えがいけないと言っているのではなく、要望もないところまでする必要があるのかを問題にしているのです。
学校の現場からは、「私達は1日のうち、椅子に座るのはわずかな時間。今の椅子で特に支障はない。それよりももっとほかに使ってほしいものがある。」という声が届いています。
西小改築は予算がないので、今の椅子を使ってほしい
一方で改築される西小学校では、新校舎にすべて新しい椅子と机を要望しましたが、「予算がないので、今ある椅子や机を使いたい」と言っています。
私はこうしたやり方が悪いとは思いませんが、一方で予算がないという理由で要望を断り、もう一方で要望がないところまで予算をつけるという矛盾した考えが問題だと思います。これは予算額の大小ではなく、考え方の問題です。
市はどう説明するのでしょうか?
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