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【04.04.08】住民の意思を問う必要はないのか? 関町議会が条例案を否決
関町臨時議会で合併の意思を問う住民投票条例の制定を審議
今日、関町で臨時議会が開かれ、町民から直接請求で出されていた(亀山市との)「合併の意思を問う住民投票条例」制定を審議しましたが、賛成少数で否決されました。
私も傍聴しましたが、傍聴席は満席となり町民の関心の高さがあらわれていました。
右の写真は、議会に行く途中に撮影したものですが、この風景が今後も「鈴鹿郡関町の町並み」と呼ばれるのかどうかは合併の行方にかかっています。
議会が決めることだから住民の意思を問う必要はない(清水町長)
提案者である清水町長は、「この間、住民に十分説明をし理解してもらっている。議会が決めることなので住民投票は適当ではない」と述べ住民投票を否定する意見を表明しました。
住民投票は議会制民主主義を補完するものだ
この後、直接請求の代表者である上原氏が意見陳述をしました。上原氏は、「町の妨害がある中で971人が署名してくれたことは大変意義のあること、町がなくなるかどうかという大問題は住民の意思を問う必要があること、さらに議会が決めると言うが直接請求が法律で認められているように、議会という代議制を補完するものとして住民投票は認められている」などと述べ、議員の理解を求めました。
賛成4人、反対8人で条例案は否決される
条例案の討論に入り、反対の議員1人(前田議員)と賛成の議員2人(加藤、桜井両議員)が討論にたちました。
採決の結果、賛成少数でこの条例案は否決されました。
私は亀山市議会で再三、住民投票を求めてきた議員としてこの結果は大変残念です。
上原氏や加藤、桜井両議員が述べたように、町がなくなるという住民にとって最も重要なことが住民の意思を問うこともなく、決められようとしているところに今回の「平成の大合併」の最大の欠陥があると思います。
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